指針

  • 2016年9月の統計によると、100歳以上の高齢者は6万5692人。
    46年連続増加とのことです。
    1963年度が153人だったようですから、
    ものすごいスピードで高齢化が進んでいます。

    先日、100歳を超えても元気に生活されている方々を取材した
    ノンフィクションライターの石井美佐さんのインタビュー記事を読みました。
    その記事には、
    「一番感じたのは、百歳を迎えても元気な方はとても働き者だった、もしくは現在もなお働き者である」
    と書かれていました。

    年をとっても、生き生きとした若々しい行動力。
    生涯青春の人が長生きの秘訣のようです。

    現在、私は44歳。
    100歳まで56年。
    まだまだ働きます!

  • 科学の発達により「待つ」ことが減少しています。
    例えば、待ち合わせに遅れそうになれば、
    「先に行ってて」と、携帯電話やLINEで連絡することができます。
    昔ならそうもいきません。
    昨年、私に第三子が誕生しましたが、出生前に男の子だと判明していました。
    昔なら男か女かドキドキして待っていたことでしょう。
    どんどん「待たなくてよい社会」になっているのです。

    鷲田清一氏は著書「『待つ』ということ(角川選書)」の中で、
    物事を長い目で見る余裕がなくなり、
    結果が出ないとすぐに別のやり方を求める傾向があることから、
    「待つことができない社会」になったとも指摘しています。

    しかし、教育者として断言できることは、
    教育(子育て)には「待つ」ことが必要です。
    モタモタしている子に、
    「早く!」と言いたくなる場面は多々ありますが、
    グッと言葉をのみ込み、
    待ってあげることが、子どもの成長につながる場合があります。

    変わるための力になろうと、励ましを送り続けることも「待つ」ことです。
    相手を信じて「待つ」ことは、人を育てるための要諦です。

  • 「どんなに偉くなっても、親孝行していない人はニセモノです」
    数年前に恩師から言われた言葉を忘れられません。

    戦争や暴力が絶えない文明は「母を忘れた文明」
    だと指摘する人がいます。
    21世紀は、
    「お母さんを大切にする文明」を広げることが大切だと考えます。
    その第一歩が「親孝行」です。

    母を父をいつも大切にするその人が、
    自分の人生を豊かにするとともに、
    平和な社会を築くことにつながるのではないでしょうか。

  • 童話作家 椋鳩十の言葉に
    「感動は心の中に起こる地震ですよ。心の底からぐーっとひっくり返していく」

    感動がなくなると惰性が始まります。
    みなさんは今年、何度の感動を味わいましたか?

    感動というのは、未知のものとの出会いから生まれるもの。
    新しいことへの挑戦の中で感動にめぐり合います。

    来年も感動の一年にしたいですね。

  • 詩人 星野富弘は、
    「もう少しで幸せになれそうな字」を「辛」と歌いました。

    「つらい」と「しあわせ」を漢字で書くと、
    「辛」と「幸」になります。

    「辛」の上部に一本の横棒を入れると「幸」になることから、
    「辛(つらい)」の漢字をあともう少しで「幸(しあわせ)」になれると歌ったのです。

    では「幸せ」とは何でしょう?

    私は「どんな状況になっても希望を持って、
    はつらつと生きていけること」だと思っています。
    そのためには「強い心」が必要です。

    人生、さまざまな試練に見舞われます。
    病気、事故、災害等々・・・
    私も親の離婚、受験失敗、友の死・・・色々ありました。

    しかし、苦難に遭遇した際、じっと通り過ぎるのを待つばかりでは、
    心が辛さに凍てついてしまいます。

    そこで大切なことが「反転攻勢」です。
    辛いその時にこそ、不屈の前進です。

    必ず乗り越えてみせると、
    一歩前へ!

    この挑戦の継続が、
    どんなことにも負けない自分を作り上げるのです。
    (と、思って頑張ってます。)

  • 年末です。
    今年一年の
    「ありがとう」を大切な人に伝えたい時期
    です。

    「ありがとう」をベトナム語で「カムオン」
    と言います。漢字では「感恩」と書きます。
    恩を感じるからこそ感謝の思いが湧いてきます。

    「恩」という字は、原因の「因」を下から「心」で支えています。

    今の自分があるのは、
    様々な人の支えが原因となっていることを忘れてはならないと思います。

    2016年もあと数日。
    あの人へ
    心からの感謝を伝えたいですね。

  • TBSテレビドラマ「3年B組金八先生」を知っていますか?
    1979年から2011年までの32年間にわたって継続的に制作・放映された、
    日本の学園ドラマの金字塔と言われている作品です。
    私にとっては、教師になるきっかけになったドラマです。

    そのドラマの主題歌として使われている
    海援隊の「贈る言葉」が私は大好きです。

    「信じられぬと 嘆くよりも
    人を信じて 傷つくほうがいい・・・」

    この歌詞を聞いた、中学生時代の私は、
    「たとえ傷ついても、人を信じて生きる方が正しい生き方だ・・・」
    なんて、ピュアに考えていたことを思い出します。

    中国に
    「人を信じてかかれば、たとえ相手にだまされても、こちらは誠実を貫いたことになる。
    人を疑ってかかれば、たとえ相手が正直であっても、こちらはいつわりの心で人に接したことになる」
    (洪自誠著「菜根譚」神子侃・吉田豊共訳)という言葉があります。

    信義を貫いた人が人間として偉大ということです。

    ドラマを見ていた頃から三十余年経った今、
    私は正しい生き方をしているのでしょうか?
    (恥ずかしすぎる状態です・・・)

    もう一度、若き日に誓った、
    信義を貫いた正しい生き方をめざします!
    今日もがんばろう!

  • 「荒井先生、使命って何ですか?」
    担任していた子からこんなことを質問されたことがあります。

    聞かれた直後は
    「難しいこと聞くなぁ・・・。『その人にしかできない任務』のことと思うけど。ちょっと勉強させて。」
    とか、何とか言って答えたと思います。

    早速、家に帰って国語辞典のページをぺらぺら。
    「使命とは、①使者として受けた命令。②与えられた重大な務め。責任をもって果たさなければならない任務。」などと書いてあります。

    う〜〜ん。なるほど・・。
    でも何て答えたらわかりやすいかな・・・。
    その後もいろんな書籍を読んで考えました。

    ここで一つの問いが生まれます。
    「あなたにとっての使命って何ですか?」
    そう聞かれたらどう答えるだろう。

    すぐに頭に浮かんだのは、
    ○教え子たちを自分以上の人材に育てること
    ○家族を幸せにすること・・・・です。

    自分だけにしかできない、
    教師の使命って何だろう?
    さらに深く考えてみると

    「自分なら親が離婚している子に勇気を贈ることができる」
    「自分なら経済的に苦しい家庭の子に希望を贈ることができる」・・・

    使命って、
    悩みや困難を乗り越えるたびに、
    気づくものなんだ!

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    教え子の質問をきっかけに、
    大切なことを気付かされたのでした。

    それから出会う子供達に、
    次のような話をするようになりました。

    「誰もが自分にしかできない使命をもっている」

    「自分の使命は、じっとしていてもわからない。何かに挑戦」

    「今、自分がやるべきことを避けずに前へ進む。自分だけの使命がだんだんわかってくる」

    「『自分には使命がある!』ってことを知っている人は強い。どんな悩みだって負けない。悩みを希望のエネルギーに変えていけるから」

    子どもとの触れ合いの中で、いつも大切なことに気づかされます。

    ありがとう。

    さあ、今週も頑張ろう!